山尾志桜里氏の参院選出馬に元不倫相手の元妻親友が告発「国政に戻る資格は？」過去のスキャンダル再燃

国民民主党から参院選に出馬を表明した山尾志桜里元衆院議員（50）。都内で会見し「国のために全力で働ける」と意欲を語った。しかし、かつての不倫相手である倉持麟太郎弁護士の元妻親友たちが「週刊文春」の取材に応じ、「国政に戻る資格はあるのか」と訴えている。

政界を一時離れていた山尾氏は、本名の菅野志桜里として文筆活動を経て国政復帰を志し、勢いのある国民民主党からの出馬を決めた。知名度活用のため、選挙戦では旧姓「山尾」を名乗るという。（政治部記者）

山尾氏に関する問題は、2017年の「週刊文春」による倉持弁護士との「不倫」報道に始まる。関係は続いたが、2018年に双方離婚。2021年、「週刊文春」は議員パス不正使用疑惑に加え、倉持氏の元妻が自死に至っていた事実を報じた。山尾氏はこの件の説明を避け、衆院選不出馬を表明し政界を離れた経緯がある。

過去に週刊文春に報じられた山尾氏と倉持氏のドライブデート

こうした山尾氏の動きに、元妻A子さんの親友たちは強い憤りを感じ、「あの日以来静かに弔おうとしていたが、何もなかったかのように戻ろうとする姿を知って許せない」と週刊文春に語った。「自分の行動が人の命を失わせるきっかけになったのに、説明・謝罪を避ける誠意のない人間に、再び国政を担う資格があるのか」と、その資質を厳しく問う。

週刊文春の電子版と本誌では、親友たちが語るA子さんの苦しみや葬儀の様子、山尾氏へのメッセージ詳細が掲載されている。

国民民主党から参院選出馬を表明した山尾志桜里元衆院議員