「情報ライブ ミヤネ屋」11日放送回は、食料品価格高騰が続くなか、備蓄米の店頭販売という異例の動きに注目した。番組では、都内スーパー「スーパーアキダイ」の取り組みについて、秋葉弘道社長への生中継を通じて詳報した。これは、政府備蓄米の一般消費者向け販売として注目されており、米価格の動向に影響を与える可能性がある。
情報ライブ ミヤネ屋 備蓄米販売のニュースを伝える宮根誠司氏
スーパーアキダイ、備蓄米の店頭販売を明日から開始
テレビの各情報番組で知られるスーパーアキダイの秋葉弘道社長は、中継で司会の宮根誠司氏からの質問に対し、備蓄米の店頭販売を「明日から販売させていただく」と開始時期を明言した。
販売される備蓄米の詳細:価格と供給量
販売されるのは「お1人家族様1点限り 国産米(5kg) 2022年度(備蓄米)」と表示されたもの。価格は5キロあたり税抜き1990円(税込み2140円)で提供される。当初は1週間あたり約100袋の販売を予定していたが、「情報ライブ ミヤネ屋で取り上げられたことで、数量を増やす方が良い」と判断し、仕入れ量を当初予定の2か月で4トンから倍の8トンに増やす意向を示した。秋葉社長は「しばらくの間はあると思います。2か月ぐらいは販売できると思うので、そんなにあせる必要はない」とした。
市場価格への期待と消費者の反応
秋葉社長は、この備蓄米販売が現在の高騰する米価格に与える影響について、「今まで過熱しすぎたお米の価格帯というのが、かなり下がってくるかな」と述べ、市場価格の抑制効果に期待を寄せた。
司会の宮根氏が、これにより銘柄米の「買い控え」が起きる可能性を質問すると、秋葉社長は「まさに、その通り」と同意。さらに、消費者の中には「むしろ備蓄米を食べたことがないから食べてみたい」「有事のときにしか食べられないものがどんなものか知りたい」といった関心から購入を希望する声もあることを紹介した。
備蓄米販売の意義
スーパーアキダイによる備蓄米の店頭販売は、現在の物価高、特に米価格の高騰に対する一つの対策として注目される。手頃な価格提供に加え、市場価格安定化に繋がる可能性もあり、今後の展開が待たれる。
参考資料:
- 報知新聞社 via Yahoo News