名古屋市中川区のマンション7階の通路で80代女性が頭から血を流し倒れているのが見つかった事件で、殺人未遂容疑で逮捕された自称愛知県北名古屋市六ツ師道毛、無職、柴辻仁容疑者(58)が「叔母を殴った」と供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。中川署は親族間のトラブルの可能性もあるとみて、女性の身元や2人の関係の確認を進めている。
柴辻容疑者は27日、7階通路で女性の頭部周辺を手に持った鍵で複数回突き刺したり蹴ったりして、顎の骨折や顔面挫傷などのけがを負わせた殺人未遂の疑いで逮捕された。
女性は玄関が無施錠の部屋の前で、頭から出血して倒れて見つかった。意識不明の重体という。捜査関係者によると、柴辻容疑者は7~8センチくらいの鍵を握り、暴行したとみられる。逮捕後、女性について「親族」と説明していた。