【ニューデリー共同】インド西部グジャラート州アーメダバードで12日、エア・インディアの旅客機が離陸直後に空港付近で住宅地に墜落、炎上した。ロイター通信などが報じた。英ロンドン近郊のガトウィック行きで、乗客乗員は242人。ロイターは警察の話として、290人以上が死亡したと報じた。地上の人も多数巻き込まれたもようだ。地元メディアなどによると英国人乗客1人が生存していた。現場には大学の医学生用宿舎があり、学生5人が死亡した。
在インド日本大使館によると、日本人が搭乗していたとの情報はない。当局が原因を調べている。米運輸安全委員会(NTSB)と英国の航空事故調査当局は、調査を支援するチームをインドに派遣するとそれぞれ発表した。
墜落したのはエア・インディア171便ボーイング787。最新鋭機種で、これまでに死者を伴う事故は起きていなかった。航空機を追跡する民間ネットワーク「フライトレーダー24」によると、事故機は9、10日に羽田空港に寄っていた。