自衛隊機への異常接近、中国側の日本非難「受け入れられない」 中谷防衛大臣


11日の防衛省発表によると、空母「山東」を監視していた海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、中国のJ15戦闘機が7日、約40分間にわたって追尾飛行を行った。さらに翌8日にも、別のJ15戦闘機が約80分間、同様の飛行を行った。

日本政府は太平洋における最近の中国の軍事活動について、中国海軍の空母2隻が初めて同時に確認されたことからも明らかなように、遠隔地での作戦能力を強化しようとする意図がうかがえるとしている。一方、中国当局は空母の展開は通常の訓練だと反論している。

中国外務省の林剣報道官は12日、「海上および航空の安全に対するリスクの根本的な原因は、日本の自衛隊機による中国の通常の軍事活動への近距離での偵察にある」と指摘。「中国側は日本側に対し、このような危険な行動を直ちにやめるよう強く求める」と述べた。

これに対し中谷防衛大臣は13日の会見で「日本側に原因があるかのような中国側の発言は受け入れられず、日本の立場は中国側にもしかるべく申し入れをしているところ」だと述べた。

さらに中谷氏は、航空自衛隊の航空機が「他の航空機に45メートルもの距離に接近することはない」と強調した。【翻訳編集】 AFPBB News



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