千鳥が語る「伝説の一日」ダウンタウン漫才の舞台裏:おいでやす小田の意外な“特等席”

お笑いコンビ「千鳥」が、13日放送のフジテレビ系「酒のツマミになる話」に出演し、お笑い界のレジェンドであるダウンタウンの漫才にまつわる貴重なエピソードを披露しました。数多くの芸人が見守る中での、ある意外な人物の立ち位置が話題となりました。

話題となったのは、2022年4月に吉本興業創業110周年を記念して開催された特別公演「伝説の一日」での出来事です。この舞台で、ダウンタウンが実に31年ぶりに漫才を披露し、お笑いファンのみならず世間全体から大きな注目を集めました。

芸人たちが熱狂した舞台袖の光景

MCを務める大悟さんは、当時の舞台袖の様子を鮮明に振り返りました。「凄かった。芸人だらけ」と語り、普段見られない光景だったことを強調。31年ぶりという月日に加え、「もしかしたらもう(ダウンタウンの)漫才、見んようになるかもしれんと思ったから」と、その場にいた全ての芸人が、歴史的な瞬間を見届けようと集まっていたこと、そしてその漫才が最後になるかもしれないという特別な感情を抱いていたことを明かしました。

相方のノブさんも、舞台袖からの視界が「こんなんしか見えないんですよ」(両手で10~15センチほどの幅を示しながら)と非常に狭いことを説明。その限られた視界の中に、「ボワ~っと100人くらい」の芸人がひしめき合っていたと語り、ただならぬ熱気が伝わってきました。

おいでやす小田が陣取った「最前列」

そして、その大勢の著名な芸人たちが集まる中で、ノブさんが目撃した衝撃的な光景が披露されました。後ろには今田耕司さんや木村祐一さんといったベテラン勢が見守る中、なんと「一番前にこうやって(腕を組んで)見ていたのが、おいでやす小田だったんですよ」と告白。この意外な事実に、スタジオの共演者一同からは爆笑が巻き起こりました。

番組でダウンタウンの漫才エピソードを語る千鳥の大悟とノブ番組でダウンタウンの漫才エピソードを語る千鳥の大悟とノブ

ノブさんは、おいでやす小田さんのその立ち位置について、心中で「それは全芸人、“違うやろ~”って」とツッコミを入れざるを得ない状況だったと解説。大悟さんも「絶対違うけど、でも“お前、違うぞ”(と小田さんに直接)言うのも違うんだよな」と複雑な感情を語り、再び笑いを誘いました。ダウンタウンの伝説的漫才という厳粛な場でありながら、舞台袖での芸人たちの人間模様、特に小田さんのマイペースぶりが浮き彫りとなったエピソードでした。

この千鳥が明かした「伝説の一日」でのダウンタウン漫才の舞台裏エピソードは、お笑い界の歴史的瞬間への芸人たちの敬意と、おいでやす小田さんの絶妙な“ズレ”が生んだユーモアとして、多くの視聴者に強烈な印象を残しました。

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