立憲民主党の石垣のり子参院議員が、れいわ新選組の山本太郎代表と野党統一会派に参加する馬淵澄夫元国土交通相が共催する「消費税減税研究会」の講師に嘉悦大の高橋洋一教授が招かれたことに反発し、28日に国会内で開かれた会合への出席を見合わせた。ツイッターで「レイシズムとファシズムに加担するような人物を講師に呼ぶ研究会には参加できません」と発信した。
石垣氏は「消費税ゼロを誰よりも力強く訴える山本太郎氏へのリスペクトはかわりません。が、『その目的のために、ときにはレイシストと同席する』という考え方に立つことはできません」とも書き込んだ。
一方、会合を終えた高橋氏は産経新聞の取材に「どの発言をもってレイシズム、ファシズムなのか分からない。根拠もなく、びっくりする。人権を守る人がこんなことを言ってはいけない」と反論。石垣氏とは面識がないと述べ、「ツイッターは(国会議員の免責特権が認められない)院外の発信だ。名誉毀損(きそん)だ」との見方も示した。