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【カイロ=佐藤貴生】13日未明にイランの核施設などへの空爆を始めたイスラエルは、同日夜にかけてイラン中部イスファハンの核施設などへの攻撃を続けた。イランは13日夜、弾道ミサイル約100発を発射して反撃し、イスラエルでは負傷者が出たもよう。攻撃の応酬は前例のない規模に拡大し、事態は悪化の一途をたどっている。
イスラエルの商都テルアビブでは13日夜、複数の爆発音が鳴り響いて黒煙が立ち上った。英BBC放送は高層ビルの一部が破壊され、がれきが散乱する様子を放映した。イスラエルのメディアはイランのミサイル攻撃により60人超が負傷したと伝えた。
イラン最高指導者ハメネイ師は13日夜、「イスラエルは無傷でいられない」と述べて攻撃する意向を示した。国営イラン通信はイスラエルの戦闘機2機が撃墜されたと伝えた。詳細は不明。
イランはこれに先立ち13日、イスラエルの攻撃を受けて無人機約100機で報復攻撃を行い、イスラエルは領空外で迎撃したと発表した。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は13日夜に出した声明で、「歴史上、最も大規模な軍事作戦の一つが進行中だ」と述べた。同国のカッツ国防相は13日の声明で、イランの弾道ミサイル攻撃について「住宅密集地に着弾しており、イランは越えてはならない一線を越えた」と述べ、イランは「重い代償」を払うと強調した。
イランでは13日夜、中部イスファハンで爆発音が聞こえたほか、地下核施設があるとされる中部フォルドウの周辺でも2回の大きな爆発が起きたという。
トランプ米大統領はネタニヤフ氏と電話で会談。これに先立ち、トランプ氏は米ニュースサイト、アクシオスに対し、イスラエルが対イラン攻撃に際して「偉大な米国製の装備」を使用したと述べた。米政府はイランが発射したミサイルの迎撃でもイスラエルを支援したとしている。
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