【テヘラン=吉形祐司】イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は13日、イスラエルの攻撃で死亡した革命防衛隊のサラミ司令官の後任にモハンマド・パクプル中将を任命した。パクプル氏はハメネイ師に宛てた書簡で「地獄の門がすぐに開くだろう」と強調し、断固たる姿勢でイスラエルとの戦いに臨む決意を誓った。
パクプル氏は、革命防衛隊の陸軍司令官を務めたことが国営テレビ傘下のプレスTVなどで報じられているが、直前の任務などは不明だ。1961年、西部アラク生まれで、イラン・イラク戦争(80~88年)に参戦。反政府勢力対策などを担う対テロ専門の道を歩み、政治地理学の博士号を持つという。