米・ノースカロライナ州オンスロー郡で、体長約3メートル、体重およそ180キロの巨大ワニが交通量の多い道路に現れ、地元当局によって保護される騒ぎがあったと、UPIやIndianExpressが報じています。このワニは後に「ペペ・ザ・ゲーター(Pepe the Gator)」と名付けられ、保安官らのユーモアあふれる対応がSNSで話題となっています。
【画像】衝撃的な大きさ!まるで恐竜のような「ペペ・ザ・ゲーター」の姿
目撃されたのは、同郡内の旧30号線沿い。通報を受け、オンスロー郡保安官事務所とノースカロライナ州野生生物資源局の職員が現場に駆けつけ、「中央線付近でたむろしていた太古の違反者(prehistoric perp)」を安全に保護しました。
保安官事務所はFacebookに、次のように投稿しています。
「ペペ・ザ・ゲーター(体重350〜400ポンド、体長ほぼ10フィート)は、“適切な書類を持たない恐竜の疑い”、“日光浴目的の公共たむろ行為”、“交通妨害”の容疑で摘発されました。けが人はおらず、手錠を拒否してプライドが傷ついたこと以外は無事でした」
投稿には、保安官らとともに写る巨大なワニの写真も添えられ、そのユーモラスな文面とあいまって注目を集めました。
さらにPeople誌の報道によれば、ワニはオンスロー郡から車で数分の場所にある海兵隊基地「キャンプ・ガイガー」へと安全に移送されたとのことです。
一部住民からは「自然に任せるべきだった」との声も上がったものの、保安官事務所の広報担当は「彼は迷子になっていて、いるべき場所にいなかった」と説明。最寄りの水源から数キロも離れた場所で休んでいたと推測されています。