TBS系日曜劇場「キャスター」の最終回が15日に放送され、ネット上で視聴者からの様々な反応が寄せられています。阿部寛演じる型破りなキャスター・進藤壮一が、報道番組を舞台に真実を追求するこの社会派エンターテインメントの結末について、どのような声があったのでしょうか。
日曜劇場「キャスター」主演の阿部寛さん。真実を追求するキャスター役を熱演。
最終回の展開と視聴者の反応
最終回では、43年前に起きた自衛隊輸送機墜落事故の真相が再び焦点となりました。進藤は、父・哲と国定が当時取材していた事故の隠された事実に迫るべく、洞窟へ再び向かうなど行動を起こします。その一方、「ニュースゲート」にまつわるスキャンダルが週刊誌に報じられ、JBNの報道番組全体への信頼が揺らぐ事態が発生しました。
この最終回に対し、SNS上では賛否両論が巻き起こっています。特に多かったのは、結末に対する「モヤッとした終わり方だった」という意見です。
結末への様々な声
「最後の最後に伏線回収を無理やり詰め込んだ印象」「日曜劇場らしい大風呂敷を広げたが、消化しきれていない感がある」「ラスト3話あたりの詰め込み過ぎ感が残念」「最終回はちょっと雑だった」「いろいろとツッコミどころがある」「キャラクター像がぼやけた」「出だしのインパクトが消えてしまった」といった声が見られました。展開の急さや、一部の視聴者からは「ドラマの内容よりも役者の言動が注目され、そちらが話題になった」という指摘もあり、作品そのものへの評価が分かれる形となりました。
報道と社会への視点
一方で、ドラマのテーマ性や一部の要素を評価する声も多数寄せられています。「報道の裏側がよく分かった」「なぜこの事案を放送しないのか、その理由が何となく分かった」といった、メディアの機能や葛藤に触れる内容に共感する声。「裏の裏をかいた話になるほどと思わされた」「こんなキャスターがいたら素敵だなと思った」と、権力に屈せず真実を暴く姿勢やチームワークを称賛する意見もありました。「続編を期待する」という声も複数見られます。
また、出演者に関するコメントでは、「北大路欣也と高橋英樹の共演シーンは重厚感があった」「大御所の2人がこのドラマを引き締めた」など、ベテラン俳優たちの演技や存在感を評価する声も目立ちました。
まとめ
日曜劇場「キャスター」は、その社会派テーマと展開で最終回まで注目を集めましたが、視聴者の間では結末や構成に対する評価が大きく分かれる結果となりました。しかし、報道のあり方や真実の追求というテーマは多くの視聴者に響き、メディアの裏側への関心を高めたようです。
参考資料
https://news.yahoo.co.jp/articles/409b1da71c60aef6bc0e8f828f39bccfa298534a