【AFP=時事】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は16日、イランの首都テヘランの国営イラン放送(IRIB)が拠点を置く地区に避難警報が発令されたことを受け、同局が「間もなく消滅する」と述べた。
【写真】イスラエル軍、イランのミサイル発射装置「3分の1」破壊
カッツ氏は声明で、「イランのプロパガンダと扇動のメガホンは、間もなく消滅する」「近隣住民の避難が始まった」と述べた。
イスラエル軍は同日、イランの首都テヘラン北部の第3地区の一部の住民に対し、同地区を空爆すると警告し、「即時」避難するよう促した。
イスラエル軍はX(旧ツイッター)へのペルシャ語での投稿で、「今後数時間以内に、(イスラエル軍は)ここ数日テヘラン全域で行っているように、第3地区でも作戦を展開し、イラン政権の軍事インフラを攻撃するだろう」と述べた。
第3地区は、テヘランの高級住宅街の一角に位置し、少なくとも四つの病院・医療施設、主要な警察署、そしてIRIBが位置している。
また、カタール、オマーン、クウェートを含む複数の国の大使館や、国連事務所、AFP支局もある。
これに先立ちイスラエル軍は同日、「(イランの首都)テヘラン上空の制空権を完全に確立した」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News