フジテレビの遠藤龍之介社長は29日に開いた定例会見で、中曽根康弘元首相の死去について、「戦後日本の復興に役割を果たした、昭和を代表する最後の政治家ではないか。実績としては三公社の民営化や、レーガン米大統領とのロンヤス関係などの記憶がある。日本の安全保障(の仕組みつくり)にも大きな影響を与えた方ではないか」と指摘。また、「文化面でも、フジサンケイグループのひとつである日本美術協会が主催する世界文化賞において、国際顧問、名誉顧問を長年務めていただいた。心より感謝の意を表するとともに、ご冥福を祈りたい」と述べた。