中居正広氏の女性トラブル報道、橋下徹氏が「裁判しない理由」に言及し波紋

弁護士の橋下徹氏が、テレビ番組でタレントの中居正広氏に関する女性トラブルとフジテレビの第三者委員会の問題について言及しました。この問題は、中居氏側と委員会の間で意見の隔たりが大きく、今後の行方が注目されています。

橋下氏、第三者委員会の調査手法を批判

橋下氏は、6月15日放送の『そこまで言って委員会NP』に出演し、フジテレビの第三者委員会が中居氏に対して最終決定権を持たない点を指摘。委員会報告書が3月31日に「性暴力」と認定したにも関わらず、裁判の判決のように具体的な証拠や証言を基にした事実認定が「全部すっ飛ばされている」と批判しました。

中居氏が裁判しない理由への橋下氏の見解と世論の反応

司会者から今後の裁判の可能性を問われると、橋下氏は直接中居氏やその弁護士から聞いたわけではないとしつつ、「関係者から聞いている限りでは、中居さんは女性を傷つけたくないから、裁判まではやらない」との見解を示しました。一方で、世間が第三者委員会を絶対視する風潮に対し、「違うんだよって言いたいところがあるんじゃないかと思う」と、中居氏の別の意図も推測しました。

女性トラブル報道に揺れる中居正広氏の肖像女性トラブル報道に揺れる中居正広氏の肖像

この「女性を傷つけたくないから裁判をしない」という橋下氏の説明に対し、SNS(X)では様々な声があがっています。「裁判回避の便利なマジックワード」「思いやりほど的外れ」といった呆れ声がある一方、「裁判して人権と名誉を取り戻してほしい」と、むしろ裁判を望むファンからの意見も多く見られます。

委員会と中居氏側の溝、深まる対立

第三者委員会の報告書公表後、中居氏側の代理人は反論し、5月に3度にわたり証拠開示などを要求しました。これに対し、委員会は「依然として大きな隔たりがあり、埋め難い」として要求を拒否し、「今後の貴職らとのやりとりを差し控えさせていただく」と、対応を打ち切ると通告しました。

今後の展開と株主総会の行方

芸能記者は、第三者委員会から明確な拒否回答を受けたことで、中居氏側は打つ手がない状況だと見ています。6月25日におこなわれるフジ・メディア・ホールディングスの株主総会前に何らかの動きがある可能性もゼロではないが、事態が大きく動くことにはならないだろうと予測しています。中居氏の「反撃」は、このまま終息に向かう可能性が指摘されています。

中居正広氏と第三者委員会の間の溝は深く、委員会の調査結果を巡る対立は続いています。裁判を巡る中居氏の意向とされる理由には賛否両論があり、事態の長期化が予想される中、今後の進展は限定的であるとの見方が強まっています。

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