人気TikToker「100円娯楽」氏が、サブアカウント「サブ円娯楽(税抜)」で公開した住民税に関する動画が思わぬ波紋を呼んでいる。動画内で税額を公開した結果、視聴者がChatGPTなどのAIツールを用いておおよその年収を算出し、これが広く話題となっている。本記事では、この一連の経緯と、それに対する本人の反応、さらには金銭感覚の変化についても詳報する。「100円娯楽 年収」というワードが関連検索でも上昇しており、多くのユーザーがこの件に注目している。
住民税支払いの動画、そして金額公開へ
まず発端となったのは、6月15日までに更新されたサブアカウントでの動画だ。市役所から届いた住民税の支払い通知書を開封する様子が映し出されている。個人事業主として自身で納税する義務があることを説明し、「一生届かなければいいのに」と苦笑いしながら封筒を開ける様子が捉えられている。開封後、「ファー!!!」と高い声で絶叫し、「これどうやって払うの~!」と取り乱すリアクションを見せた。
当初、庶民的な「100円(税抜)娯楽」というエンタメコンテンツを配信しているイメージを損なうことを懸念し、金額を伏せることも考えたという。しかし、「逆に隠してるほうがいやらしさない?」と自問し、最終的に動画内で今年の住民税総額を公表。「アハハハハ」と高笑いする姿が映し出された。この発表に対し、コメント欄は「儲けてんな」「それだけ収入があったと言う事ですねー」といった驚きや、具体的な年収を推測する声で賑わった。
人気TikToker 100円娯楽氏が住民税支払い通知書を手に驚く様子を捉えた画像。サブアカウント「サブ円娯楽」で公開された動画の一場面。
ChatGPT利用による年収推定と本人の反応
特に注目を集めたのは、視聴者コメントの中に、ChatGPTを利用して住民税額から年収を算出したという声があったことだ。100円娯楽氏はこのコメントに動画で反応。「この人頭いい!」と感心しつつ、計算が面倒なため住民税額を言っても年収まではバレないだろうと考えていた自身の甘さを認めた。「今、ChatGPTがあるからなんでもできるのか!」とその高性能に驚きを見せた。
その後、「住民税公開したら視聴者にチャットGPTで調べられて年収バレて今これ」というテロップとともに、Mrs. GREEN APPLEの楽曲「ライラック」に乗せて謎のダンスを踊る動画も投稿。一連の騒動を楽しんでいる様子を伺わせた。人気のTikTokerが納税額を公開し、それがAIによって年収推定に繋がるという事態は、現代のSNSとテクノロジーを象徴する出来事として話題となった。
「成金」感覚と実際の生活
視聴者からは「贅沢しきってない感がいい」「努力した結果やろ」「それくらい頑張ってるから全然いいと思います」といった肯定的な反応が多く寄せられている。しかし、100円娯楽氏本人は「金銭感覚は狂っている」と反論。以前と比較して外食の頻度が圧倒的に増え、夏冬問わずエアコンを使用し、さらにはお風呂にお湯を溜めて入浴剤まで使うようになったと具体例を挙げた。
そして、「僕は『丸源ラーメン』で1500円も使う成金になってしまったので、100円娯楽の影は忘れてください」と冗談めかして語った。この彼の”成金”告白に対し、ファンからは「めちゃくちゃ感覚普通すぎて笑う」「結構普通の生活で草」と、その「贅沢」や「成金感覚」が世間一般ではむしろ普通の生活であることへの反響が寄せられている。インフルエンサーの金銭感覚と一般視聴者の感覚との間にずれがあることも浮き彫りになったと言えるだろう。
まとめ
一連の住民税公開とそれに伴う年収推定騒動は、人気TikTokerの私生活の一端が意図せず公開され、それがデジタルツールによって分析・拡散される現代のSNS文化を象徴する出来事となった。AIツールの普及により、公開された情報から個人情報や関連情報を推測することが容易になっている現状も浮き彫りになったと言えるだろう。オンラインでの活動が大きな収益に繋がり、それが現実の生活に変化をもたらす中で、インフルエンサーと視聴者間の「普通」の感覚の違いも話題となった一件だった。SNS上での情報公開のあり方や、それに伴う反応について考えさせられる機会となった。今後の彼の活動にも引き続き注目が集まる。
引用元:
サブ円娯楽(税抜)TikTok(@100yengorakuura)
Yahoo!ニュース