『アンパンマン』の作者・やなせたかしとその妻・暢の人生をモデルにヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)と幼馴染・柳井嵩(北村匠海)の人生を描く連続テレビ小説『あんぱん』(NHK朝ドラ)。6月18日放送の第58回では、戦場で飢餓状態となった嵩たちが、村の老婆と出会うシーンが話題となった。
駐屯地への補給路が絶たれ、嵩(北村匠海)たちの隊は食料不足に陥る。嵩が乾パンを食べながら朝田パンに思いを馳せていた頃、高知ではのぶ(今田美桜)は生徒とともに農家の手伝いをしていた。
そんななか、嵩の幼馴染・岩男(濱尾ノリタカ)が撃たれた状態で見つかる。村の子ども・リン(渋谷そらじ)がその場から逃げていったことから周囲は関与を疑うが、岩男は「あの子は関係ありません」とリンをかばうのだった。
今回の放送では、康太(櫻井健人)が飢えのあまり村の老婆に銃を向けて食料を求める。老婆はなけなしの食料である卵を茹で、嵩や康太に分け与えるのだった。
老婆の姿に、自身の顔を分け与える「アンパンマン」を思い出した人も多く、SNS上では「おばあちゃんアンパンマンやん」「空腹は人を変えてしまう だからアンパンマンが生まれたのねぇ」「この人もこの後、アンパンマンのモチーフになったんだろうんな」などの声が相次いだ。
放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。6月19日放送の第59回では、八木(妻夫木聡)が銃を構えたリンを見つける。
文/つちだ四郎