【ダラムサラ共同】インド西部アーメダバードのエア・インディア機墜落事故で、乗客乗員242人のうち、唯一生存した英国籍のビシュワシュ・クマル・ラメシュさん(40)が17日に退院した。同乗していた兄(45)は死亡し、葬儀に参列したという。地元メディアが18日伝えた。
ラメシュさんは家族に会うため、兄と故郷のインドを訪問し、数日滞在した後、英国に戻ろうとして事故に遭った。非常口近くの座席に座っており、壊れたドアから脱出して助かったという。
事故では地上で巻き込まれた約30人も犠牲になった。遺体は損傷が激しく、DNA型の照合で身元の特定を急いでいる。