中国国家統計局と中国物流購買連合会は30日、11月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が50・2だったと発表した。前月と比べ0・9ポイント上昇し、好不況を判断する節目の50を7カ月ぶりに上回った。
食品加工や自動車で回復がみられ、また海外のクリスマス商戦を背景に輸出が好転したとしている。
内訳を見ると、生産動向を示す指数が52・6と、前月から1・8ポイント改善した。新規受注も上向いた。
ただ、国家統計局は米中貿易摩擦を念頭に「外部の不確定要素の影響で、製造業の下押し圧力は依然として存在している」と警戒感を崩さなかった。製造業と非製造業の指数をまとめた総合景況感指数は53・7で、前月から1・7ポイント上昇した。(共同)