三井不動産は2025年5月22日、愛知県岡崎市で建設中の大型商業施設について、正式名称を「三井アウトレットパーク岡崎」とし、2025年11月に開業予定であることを発表しました。広大な敷地に約160の店舗が出店する予定で、注目を集めています。
約160店舗が出店 ブランドラインナップの一部を紹介
「三井アウトレットパーク岡崎」は、愛知県岡崎市の約15万8400平方メートル(バンテリンドーム3つ分に相当)の敷地に建設されています。建物は2階建てで、アウトレット店を中心に、アパレル、雑貨、スポーツ用品など、幅広いジャンルから約160店舗が集結します。

出店が予定されているブランドの一部としては、INGNI、EDWIN、Gap、SHIPS、ポロ ラルフローレン、CITIZEN、ReFa、アディダス、ABC-MART、メゾピアノなどが挙げられています。多様なニーズに応える店舗構成となる見込みです。
東海地方では珍しい注目ブランドも
既存の東海地方のアウトレット施設、例えば三重県のジャズドリーム長島や岐阜県の土岐プレミアム・アウトレットと比較しても、「三井アウトレットパーク岡崎」には東海地方では初出店または唯一となる可能性があるブランドが32あることが調査で分かりました。

特に注目されるブランドの一つが、若い女性をメインターゲットにしたファッションブランド「EMODA」です。白や黒を基調としたモノトーンコーディネートが特徴で、高い人気が見込まれます。また、世界中で約600店舗を展開する眼鏡ブランド「オンデーズ」も出店します。同ブランドは国内に8店舗のアウトレットがありますが、東海3県では初の出店となります。

キッズゾーンやフードコートなど施設も充実
施設面では、1階に子供向けの遊具などを設置したキッズゾーンが設けられ、家族連れでも安心して楽しめる配慮がされています。2階には広々としたフードコートが設置され、12店舗が出店する予定です。

フードコートには、地元愛知県安城市のソウルフードとして知られる「北京飯」を提供する「北京本店」が出店することが決定しました。北京飯は、カラッと揚げた三河ポークと、醤油ベースの甘辛いタレで味付けされたふわとろ卵をご飯に乗せた絶品グルメです。

「北京本店」がフードコートに出店するのは今回が初めてとのこと。店長は、全国から多くの客が集まるアウトレットを機に、「北京飯」をより多くの人に広めたいという思いで出店を決めたと語っています。

「三井アウトレットパーク岡崎」の開業は、東海地方における新たな大型商業施設として、広範な地域からの集客が期待されています。多種多様なブランドに加え、地域ゆかりのグルメも楽しめる点が大きな魅力となりそうです。

2025年11月のオープンに向けて、今後さらなる詳細情報の発表が待たれます。