TOKIO国分太一、芸能活動無期限休止へ コンプライアンス問題発覚と過去の炎上再燃

6月20日、人気グループTOKIOの国分太一氏が、無期限の芸能活動休止を表明した。同日午後に開かれた日本テレビ・福田博之社長による緊急記者会見では、国分氏に複数のコンプライアンス上の問題が確認されたと明らかにされたものの、その詳細については多く語られなかった。

活動休止を発表したTOKIO国分太一氏の姿活動休止を発表したTOKIO国分太一氏の姿

報じられたコンプライアンス違反の内容とイメージとの乖離

「スポーツニッポン」や「女性自身」など複数のメディアが報じているところによれば、国分氏がレギュラー出演する日本テレビ系の人気番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』の女性スタッフに対し、LINEメッセージで卑わいな動画を送付した疑惑や、相手にセクハラとなりうる写真を要求する「おねだり」行為が取り沙汰されている。

こうした報道が事実であれば、国分氏のタレントとしてのイメージは大きく損なわれるだろうと、芸能プロ関係者は語る。国分氏といえば、TOKIOメンバーの中でも「しっかり者」「優しい」といったパブリックイメージを保ってきた存在だ。2015年には一般人女性と結婚し、現在は2人の娘の父親でもある。料理番組『男子ごはん』(テレビ東京系)にもレギュラー出演するなど、家庭的で柔和な印象を持たれてきた。

しかし、国分氏が持つ柔和なイメージは、あくまで表層的なものに過ぎなかった可能性も指摘されている。本誌は以前より、国分氏の「裏の顔」に関する複数の証言を得ていた。

関係者が語る現場での振る舞い

あるテレビ局関係者は、国分氏のハラスメント疑惑について以下のように証言している。「気に入った女性スタッフをデートに誘ったり、日常的にボディタッチが激しかったりしたと聞いています。国分さんが実際にどのような事案に関わったのかは不明ですが、巷で飛び交っているセクハラ説やパワハラ説を聞くと、『さもありなん』というのが正直な印象です」。

また、別の芸能プロ関係者からは、番組収録中の出来事に関する声も聞かれた。「1年以上前ですが、国分さんがレギュラーを務めるトークバラエティ番組『世界くらべてみたら』(TBS系)の収録の際、時間通りに始まらずに国分さんが待たされたことがありました。こうした待ち時間はテレビ業界ではよくあることなのですが、国分さんはスタッフに対し激昂し、『もう俺の前に現われるな』などと厳しく叱責していました。スタッフもあっけにとられた様子で、見ていて気の毒でしたね」。

20年前の「ときメモ」炎上事件とネット上の反応

今回の活動休止表明を受け、X(旧Twitter)上では、20年以上前の過去の炎上騒動を蒸し返す声も多数見られる。
「知らん間に国分が大変なことになってんだな。ときめきメモリアルを馬鹿にするような奴はこういう末路が待ってると言うことだ」
「TOKIOは比較的オタク層からも人気がある一方で国分だけは嫌いって人が多かったですね。キッカケとなったのは多分2002年の『ガチンコ』でときメモをdisった事」
「国分太一氏大炎上しているらしいけど、この人20年くらい前に『ときめきメモリアルやっている奴はオタク、ダサい』と発言して散々物議を醸したんだよね」

このネットをざわつかせた「ときメモ」事件について、ある放送作家が詳細を明かしている。「国分さんの問題発言は2002年5月放送のTBS系番組『ガチンコ!』内で飛び出しました。『日本一モテない男』という企画の中で、国分さんがモテない男の条件として、『これはもう、僕のなかではときメモ1・2、全部やってる奴ら』と発言。恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のファンから強い怒りを買ったのです」。

まとめと今後の展望

今回の無期限活動休止は、複数のコンプライアンス問題が原因とされている。メディア報道によるハラスメント疑惑、関係者からの証言、さらには20年以上前のゲームファンを敵に回した炎上事件までが再び注目を浴びている状況だ。「ときメモ」発言をいまだに許せないゲームファンも多いことからもわかるように、一度失墜したイメージの回復は非常に困難が伴う。

国分太一氏は、今後、再び表舞台へ返り咲くことができるのだろうか、その道のりは険しいと言えるだろう。