【ワシントン=淵上隆悠】米国のトランプ大統領は21日夜(日本時間22日午前)、自身のSNSで、「イランの三つの核施設に対し、非常に成功した攻撃を完了した」と述べた。イスラエルとイランの交戦が続く中、軍事介入に踏み切った形で、イランの反発は必至だ。
トランプ氏は、イラン中部のナタンツ、フォルドゥ、イスファハンの各核施設を攻撃したと明らかにし、攻撃に参加した航空機はすでにイランの空域外にいると説明した。「世界中でこの任務を遂行できた軍隊は他にない。今こそ平和の時だ」と訴えた。
米FOXニュースは、攻撃にはB2爆撃機が投入され、地下80メートルほどにあるとされるフォルドゥ核施設のウラン濃縮工場には、地下貫通型大型爆弾「バンカーバスター」6発が撃ち込まれたと報じた。米CBSニュースによると、米国は事前にイラン政府に接触し、米国の計画は核施設に対する攻撃だけで、政権転覆の意図はないと伝えたという。