南米・ブラジルの右翼ボルソナロ大統領から、環境保護団体への寄付によりアマゾン地域の森林火災に加担していると非難を受けた米人気俳優レオナルド・ディカプリオさんは11月30日、今後も支援を続けると強調する声明を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し、反論した。
ブラジルでは最近、アマゾンの消火ボランティアらが寄付を募るためにわざと火を付けたとして逮捕される事件があった。ボルソナロ氏はこれを念頭に同29日、支持者らを前に「ディカプリオはいいやつだよな。アマゾンに火を放つために金を出している」と皮肉っていた。
ディカプリオさんはインスタグラムで、名指しは避けながらも「かけがえのない生態系の未来が危機にひんしている。彼らへの支持を誇りに思う」と訴えた。
ボルソナロ氏は、アマゾン火災の対応で国際的な非難が起きた。一方、ディカプリオさんらが設立した環境保護団体は8月、緊急支援として約500万ドル(約5億5千万円)の寄付を表明している。(共同)