今田美桜さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、子どもたちの間で愛されるキャラクター<アンパンマン>を生み出した漫画家やなせたかしさんとその妻、小松暢さんの夫婦をモデルにした物語です。物語は、朝田のぶ(今田美桜さん)と柳井嵩(北村匠海さん)を中心として展開されます。脚本は中園ミホさん、語りは林田理沙アナウンサーが担当し、主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。主要キャストには、のぶの父・結太郎役に加瀬亮さん、母・羽多子役に江口のりこさん、嵩の母・登美子役に松嶋菜々子さん、伯父・寛役に竹野内豊さん、そして謎のパン職人・屋村草吉役に阿部サダヲさんらが名を連ねています。
物語は第13週「サラバ 涙」に進み、注目の第62回が6月24日に放送されます。
第62回 あらすじ詳細(ネタバレ含む)
のぶ(今田美桜さん)は、病床の次郎(中島歩さん)に寄り添い、その最期を見守りました。次郎は、のぶに見守られながら静かに息を引き取ります。彼の死は、朝田家に深い悲しみをもたらしますが、同時に登場人物たちの心に新たな影響を与えます。
初七日が過ぎた後、のぶは久しぶりに朝田家を訪れます。家の中では、次郎の死を受け止めきれないような重い空気が漂いますが、蘭子(河合優実さん)は気丈にも、塞ぎ込んでいては次郎が悲しむだろうと優しく語りかけ、のぶをそっと抱きしめ慰めます。この蘭子の言葉は、悲しみに暮れるのぶにとって大きな支えとなります。
その帰り道、のぶが御免与駅で汽車を待っていると、遠くに見慣れた人影が現れます。それは、軍服に身を包んだ嵩(北村匠海さん)でした。しかし、二人はお互いの存在に気づくことはありませんでした。駅のホームで、それぞれ別の方向を見つめるのぶと嵩。運命的なすれ違いは、二人の未来にどのような影響を与えるのでしょうか。次郎の死という悲しみに続き、戦争の影が色濃くなる時代の中で、のぶと嵩の物語は新たな局面を迎えます。
この第62回では、命の尊さと儚さ、そして戦争という避けられない現実が、登場人物たちの人間模様を通して描かれます。
NHK連続テレビ小説『あんぱん』に登場する、軍服姿の柳井嵩(演:北村匠海)
まとめ
6月24日放送の朝ドラ『あんぱん』第62回では、次郎の最期と、のぶ、そして嵩それぞれの感情が繊細に描かれます。特に、駅での二人のすれ違いは、今後の物語において重要な意味を持つシーンとなるでしょう。悲しみと希望が交錯する激動の時代背景の中で、のぶと嵩の二人の行く末が注目されます。