NHK連続テレビ小説「あんぱん」(主演:今田美桜)の第61話が6月23日に放送され、主人公・のぶと病気の次郎との間で交わされたやり取り、そして登場した謎の「速記」に視聴者の注目が集まっています。終戦から5か月が経ち、新たな時代を迎える中での二人の会話、そして次郎の行動が、今後の物語の鍵を握ると見られています。
終戦後の変化と病室での再会
終戦後、国民学校ではGHQの指導により軍国主義教育からの転換が進められるなど、社会は大きな変化の中にありました。そんな中、のぶは病気が回復しない次郎(中島歩)を見舞うため、海軍病院へ通い続けていました。懸命に明るく振る舞うのぶでしたが、次郎に対して、教師を辞めたことを打ち明けます。次郎は「やっぱりそうか。そんな気がしよったがよ」と静かにうなずきました。
朝ドラ「あんぱん」第61話、病室でのぶと次郎が話す場面
謎の速記文字と視聴者の熱い考察
のぶが教師を辞めたことを聞いた後、次郎は日記のノートに何かを速記で書き始めます。それを見たのぶは「何ですか?その記号のようなもの…。字でもないし、絵でもない」と困惑。次郎は「今度教えちゃるき」と言うだけでした。
その後、次郎の母・節子(神野三鈴)がのぶの家を訪れ、次郎が書いていたものが「速記」であることを明かし、彼が使っていた速記の本を渡すと伝えました。
この「速記」が登場したシーンに対し、ネット上では視聴者による様々な考察が白熱しています。「速記の内容が気になります」「解読すると泣かせるメッセージが…?」といった、書かれた内容への興味が多く見られました。
特に多かったのが、次郎が死期を悟り、のぶへの「遺書」や「メッセージ」を書き残したのではないかという推測です。「あの速記は次郎さんの遺書だろうなぁ。おそらく解読をしたのぶにしか読んで欲しくない事が書いてある」「『次郎が使いよった速記の本があるき、今度持ってくるきね』ああ、なんとなくわかっちゃった気がする。次郎さんは速記文字でのぶへの遺言を書いてた。すぐにはわからないように。そして速記の本でそれが初めて解読されるっていう流れな気がするよ」といった具体的な展開を予想する声も上がりました。
また、そのメッセージの内容についても、「速記の中身だけど『のぶを嵩に託す』みたいな感じ?」「もし、もしもよ、あの速記を解読したら『嵩くんを旦那にしなさい』なんて」と、のぶが今後夫婦となる柳井嵩(北村匠海)に関する内容ではないかという考察も出ています。
まとめ
第61話で突如として登場した次郎の「速記」は、視聴者の間で大きな波紋を呼び、その内容や今後の解読を巡る展開に熱い視線が注がれています。病床の次郎がのぶに残した記号のような文字が何を意味するのか、そしてそれがのぶの人生や物語全体にどう影響していくのか、今後の放送から目が離せません。
参考文献
- 報知新聞社 (Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/80c69245ad8dcde3e610f755272c9e231903b9ad)