イランとイスラエルとの戦闘を巡り、イラン最高安全保障委員会は24日、声明を発表し、「敵は一方的に侵略を停止せざるを得なかった」として勝利を宣言した。イランメディアが報じた。停戦を事実上受け入れた形だ。
声明では、「12日間の血みどろの闘争」で「敵を打ち砕いた」と主張。23日のカタールにある米軍基地への報復と、その後のイスラエルへのミサイル攻撃を「最後の攻撃」だったと位置付けた。
トランプ米大統領は24日未明、イスラエルとイランの停戦を発表。イスラエルのネタニヤフ首相もその後、停戦受け入れを表明していた。イランも停戦を受け入れたことで、今後は双方が停戦を守るかが焦点となる。【カイロ金子淳】