藤子不二雄A氏による不朽の名作漫画『笑ゥせぇるすまん』が、この夏、実写ドラマとして蘇ります。主人公である謎のセールスマン・喪黒福造役には、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さんが抜擢されました。ドラマは『笑ゥせぇるすまん』として、7月18日よりPrime Videoで独占配信されることが決定しました。
不朽の名作『笑ゥせぇるすまん』とは
原作である藤子不二雄A氏の『笑ゥせぇるすまん』は、黒いスーツに身を包んだ謎めいたセールスマン、喪黒福造が、現代社会に疲れた人々の心の隙間「ココロのスキマ」を埋めるべく現れるオムニバス形式の物語です。彼の特徴的なビジュアルや笑い声には不思議な魅力があり、人々の抱える欲望や願望を叶える一方で、もし喪黒との約束を破ったり、彼の忠告に耳を傾けなかったりした場合、その代償として過酷な結末を迎えるというブラックユーモアあふれる展開が、時代を超えて多くの人々に親しまれています。
実写版『笑ゥせぇるすまん』主演発表前の喪黒福造のシルエット画像
喪黒福造役にロバート秋山竜次が抜擢
これまで誰が喪黒福造を演じるのか注目が集まっていましたが、今回満を持してロバートの秋山竜次さんが発表されました。秋山さんは、お笑い芸人として『秋山ロケの地図』『ゆかいなうた』など多数のバラエティ番組で活躍する一方、俳優としても大河ドラマ『光る君へ』で藤原実資役を演じるなど、その存在感を発揮しています。特に、様々な架空のクリエイターになりきりインタビューを受ける人気企画『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』で見せる憑依型の演技や独特の世界観は、喪黒福造というキャラクターにも通じるものがあるとして、今回のキャスティングに期待が高まっています。
「ドーン!」お馴染みの姿を捉えたメインビジュアル&ティザー予告解禁
今回の発表に合わせて、お馴染みの決めゼリフ「ドーン!」のポーズを再現したメインビジュアルと、15秒のティザー予告映像が公開されました。ビジュアルでは、黒と紫を基調としたスーツに身を包んだ秋山さん演じる喪黒福造が、不気味な笑みを浮かべ、こちらを指差しています。ティザー映像では、彼の独特な歩き方や、特徴的な笑い声「オーホッホッホッホッ」が捉えられており、早くも喪黒らしさを存分に発揮している様子がうかがえます。
実写ドラマ『笑ゥせぇるすまん』で喪黒福造に扮したロバート秋山竜次が指差すメインビジュアル
秋山竜次さんのコメント
主演の秋山さんは「実写版の喪黒福造をやらせてもらえるなんて、衝撃と喜びです」と語り、現在の体重が役柄に合っていたこと、スタイリストからも適役と言われていたと明かしました。藤子不二雄A氏の作品への愛情を示しつつ、見た目、口調、ディテールに徹底的にこだわって演じた結果、「かなりの喪黒になっていると思います。さらに自分で言うのもなんですが、喪黒以外何者でもない瞬間も多々ありました(笑)」と自信をのぞかせました。約2ヶ月の撮影では、私生活でも口調が残るほど役に没頭した苦労も明かしています。
豪華脚本家陣と現代版へのアップデート
本作の脚本は、宮藤官九郎氏、マギー氏、細川徹氏、そして岩崎う大氏(かもめんたる)といった豪華な顔ぶれが担当します。彼らの手で、原作は現代にアップデートされ、完全オリジナルも交えた多種多様な全12話が描かれます。これにより、原作ファンはもちろん、初めて『笑ゥせぇるすまん』に触れる視聴者も楽しめる内容となることが期待されます。
期待高まる実写ドラマ『笑ゥせぇるすまん』
ロバート秋山竜次さんを主演に迎え、不朽の名作が現代に蘇る実写ドラマ『笑ゥせぇるすまん』。豪華脚本家陣による現代的な解釈とオリジナルストーリー、そして秋山さんならではの「喪黒福造」像に期待が高まります。Prime Videoにて7月18日より独占配信開始です。