「グループの解散は城島茂さん(54)と松岡昌宏さん(48)が相談して決断した後に、国分さんにも伝えられたといいます」とスポーツ紙記者は語る。6月25日、人気グループTOKIOが突然の解散を発表した。20日にメンバーの国分太一氏(50)が無期限の活動休止を発表してからわずか5日という急展開に、芸能界に激震が走っている。この決定は、国分氏にまつわるコンプライアンス問題が大きく影響しているとされる。
国分太一氏 活動休止の背景
国分氏の活動休止は、過去に複数のコンプライアンス上の問題行為があったとされたためだ。特に『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)を降板する事態に至ったことが報じられた。日本テレビの福田博之社長(63)は記者会見でプライバシー保護を理由に詳細を伏せたが、直後から複数メディアで国分氏のセクハラ・パワハラ疑惑が報じられるようになった。本誌も番組制作関係者から、「『鉄腕DASH』の制作スタッフに対して卑猥な動画をLINEで送ったり、画像の要求を繰り返していた」との証言を得ている。こうした行為が一度や二度ではなく、複数回に及んでいたという。
共演者・スタッフからの証言
活動休止前、国分氏は6本のレギュラー番組、4本のCMを抱える人気タレントだった。’94年のCDデビュー以来、トップアイドルとしてだけでなく、個人としても’14年から’19年にかけて年間テレビ出演本数1位を獲得するなど着実に実績を積んでいた。しかし、共演者やスタッフからの評判は芳しくなかったという。NHK関係者は本誌に「二度と一緒に仕事したくない」と強い口調で語った。TOKIO全員での番組出演時、他のメンバーは協力的だったのに対し、国分氏だけが不機嫌を隠さなかったという。「打ち合わせ中は難癖をつけ、カメラが回ると笑顔を作る二面性に驚いた」と証言している。
公の場でファンと接する国分太一氏
芸能界での再起への道は険しいか
TOKIOという大きな看板を失った現在、個人として再起を図る道は困難が予想される。『鉄腕DASH』と『世界くらべてみたら』(TBS系)はすでに降板し、他局の番組やラジオでも放送休止や番組終了の措置が取られている。近年、テレビではMC業が中心だった国分氏だが、『テレ東音楽祭』『男子ごはん』(テレビ東京系)など長寿番組で“番組の顔”だった。ある芸能関係者は「芸能の世界での再出発は難しいのでは」と見ている。俳優業は’13年以降出演がなく、不祥事を起こした俳優がNetflixのような配信メディアに活路を見出す例もあるが、国分氏には当てはまりにくい状況だ。音楽への情熱は持ち続け、松岡氏主演ドラマの主題歌を「国太子」名義で作詞作曲したこともあるが、TOKIO解散で楽曲提供といった裏方活動も難しくなる可能性が指摘されている。
今後の展望と求められる対応
各局の番組関係者からハラスメント疑惑の証言が相次いでいる現状では、特にコンプライアンスに敏感なテレビ業界からの支援は極めて薄いだろう。立場が上の人には愛想よく、下の人には横柄に接していたとの話もあり、信頼回復が最優先課題だ。国分氏本人が記者会見を開き、経緯を説明することが求められている。
人気グループTOKIOの突然の解散は、メンバー国分太一氏の活動休止とそれに伴うハラスメント疑惑が直接的な引き金となった。長年築き上げたキャリアが危機に瀕している国分氏には、厳しい目が向けられている。芸能界での再起は容易ではなく、まずは自ら真摯な説明責任を果たすことが、窮地を脱するための第一歩となるだろう。
参照: スポーツ紙関係者、日本テレビ関係者、NHK関係者、芸能関係者