6月25日、人気グループTOKIOが31年の活動に終止符を打ち、解散を発表しました。これは、わずか5日前にメンバーの国分太一氏がコンプライアンス違反により活動休止を発表した直後の出来事です。突然のTOKIO解散の報は、多くのファンに衝撃を与えています。
解散発表の経緯と文書に込められた思い
公式サイトに掲載された発表文では、「メンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ『TOKIO』として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断した」という一節が注目を集めました。記者会見ではなく文書形式での発表という点からも、リーダー城島茂氏とメンバー松岡昌宏氏の苦渋の決断と立場が推察されます。
また、「今後につきましては、まずはご関係の皆様にお詫びとご挨拶をさせていただきながら、それぞれが自分自身と向き合い、これまでお世話になった皆様に対して貢献させていただくことができるとすれば何なのかを真摯に問い続けていきたい」という表現は、急な事態に対応しており、今後の活動について具体的なことがまだ決まっていない切迫した心境を示唆しています。
株式会社TOKIO設立時の城島茂社長、国分太一副社長、松岡昌宏副社長
解散に至る「7年前の違和感」とその背景
今回のTOKIO解散について、一部では発表形式や違反内容に触れない点が議論されています。しかし、この解散の根底には、単に直近の出来事だけでなく、約7年前の山口達也氏の不祥事とその後の対応から続く、グループ運営上の様々な課題や関係者の苦悩の蓄積があったと考えられます。
特に2018年5月には、元メンバー山口達也氏の不祥事に関連する緊急記者会見が開かれました。この会見には城島氏、松岡氏、国分氏、そして当時メンバーだった長瀬智也氏の4人が出席し、涙ながらに山口氏に厳しい言葉を投げかけた姿は多くの人の記憶に残っています。この会見時に示された対応には、当時からあるメディアで「TOKIO緊急会見に見えた強烈な4つの違和感」として、その対応への疑問を呈する記事が書かれていました。
国分氏のコンプライアンス違反が引き金となった今回のTOKIO解散ですが、その背景には約7年前の不祥事以降、グループが抱えてきた課題と関係者の苦悩が積み重なっていたと考えられます。31年の歴史に幕を下ろしたTOKIO。今後のメンバーの動向に注目です。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/ec874e4a2aebfe2260736183d47b183ff5869cf8