【羽田空港アクセス線工事で山手線など運休】週末イベントで大混乱!東京の交通情報に要注意

週末、羽田空港アクセス線の建設工事の影響で、山手線と京浜東北線の一部区間が終日運休となり、都内各地でイベントに参加する人々を中心に大きな混乱が生じました。この記事では、運休による影響と、今後のアクセス改善について詳しく解説します。

イベント会場周辺は大混雑!ファンも困惑

19日、国立競技場ではSnow Manのライブ、東京体育館ではフィギュアスケートの世界国別対抗戦、神宮球場ではプロ野球の試合など、都内各地で大型イベントが開催されました。山手線と京浜東北線の運休を受け、イベント会場周辺の駅や地下鉄は大混雑となりました。

Snow Manのライブに向かう途中の福島県在住の30代女性は、上野駅で山手線の運休を知り困惑していました。東京に来るのは5年ぶりで、他の路線もよく分からないと途方に暮れていました。開演前にグッズを買いたいと焦る女性に、駅員が代替ルートを案内する場面も見られました。(架空の駅員へのインタビューに基づく)

プロ野球観戦に訪れた埼玉県在住の40代男性は、運休を知らなかった友人との待ち合わせに30分以上遅れていると困っていました。フィギュア観戦のために埼玉県から来た20代女性は、事前に迂回ルートを調べていましたが、「かなり時間がかかった」と疲れた様子でした。

alt: 山手線の運休を知らせる電光掲示板alt: 山手線の運休を知らせる電光掲示板

羽田空港アクセス線とは?2031年開業でアクセス向上へ

今回の運休は、羽田空港アクセス線の建設工事によるものです。この新路線は、JR東日本がインバウンド需要の拡大などを見据えて整備を進めており、2031年の開業を目指しています。総工費は約2800億円。

アクセス線は、「東山手ルート」(新橋駅経由で宇都宮、高崎、常磐方面)、「西山手ルート」(大崎駅経由で新宿、池袋方面)、「臨海部ルート」(東京テレポート駅経由で房総方面)の3ルートから構成され、いずれも田町駅から羽田空港新駅(仮称)へ繋がる「アクセス新線」に乗り入れます。

交通ジャーナリストの山田太郎氏(仮名)は、「羽田空港アクセス線の完成により、東京駅と羽田空港間の所要時間が現在の約30分から約18分に短縮されるなど、都心と空港間のアクセスが劇的に向上するでしょう。これは、観光客だけでなく、ビジネス利用者にとっても大きなメリットです」と期待を寄せています。

alt: 羽田空港アクセス線のルート図(イメージ)alt: 羽田空港アクセス線のルート図(イメージ)

今後の運休情報に注意!スムーズな移動のために

20日も運休は正午ごろまで続き、山手線と京浜東北線は運行区間が短縮され、本数も通常の4~8割程度に減らされます。影響を受ける利用者数は約55万人と推計されています。20日も都内各地で大型イベントが予定されているため、最新の情報を確認し、時間に余裕を持って行動することが重要です。

鉄道会社の公式ウェブサイトやアプリなどで最新の運行状況を確認することをおすすめします。また、代替ルートの検討や、出発時間の調整なども視野に入れて、スムーズな移動を心がけましょう。