25日に電撃発表されたTOKIOの解散について、メンバーの松岡昌宏が27日、愛知県東海市で行われた主演舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE~レ・ミゼラ風呂~」関連の取材に応じ、現在の心境を語った。松岡はまず、「この度は国分太一のことでご迷惑をおかけしております。お騒がせして大変申し訳ございません」と深々と頭を下げ、ファンや関係者への謝罪を述べた。
TOKIO解散に関して取材に応じる松岡昌宏。「国分太一の件で迷惑をかけた」と謝罪
ファンへの謝罪と国分太一に関する言及
松岡は、31年にわたりTOKIOを応援し続けてくれたファンに対し、「大変不甲斐ない終わりで、本当に申し訳ない」と重ねて謝罪の言葉を口にした。国分太一の様子について聞かれると、「彼が一番ここで話したいと思う」と前置きし、「現時点では自分が話をさせていただきます」と述べた。国分本人からは「申し訳ない。申し訳ない」という言葉しか聞けていないという。松岡は、国分が起こした問題行為について、「我々もやってしまったことに対して、仕方ないでは済まされない」と厳しい認識を示した。解散について話し合った際、国分はただ「本当に申し訳ない」と繰り返すばかりだったという。解散を告げたのは電話だったとし、「36年一緒にいたけど聞いたことない声」だったと明かした。現在の国分は、何を言っても耳に伝わらない状態だと感じていると語った。
現在の関係性と未来への絆
現在の国分との連絡頻度については、「ちょくちょく連絡は取り合っています。業務的なことを」と説明。すでに「元メンバーになってしまった」ことに触れつつも、「これもお叱りを受けるかもしれないけど縁はおそらく切れないと思います」と語った。さらに、「縁が切れると、ぶっ飛ばせないでしょう?」と冗談めかして付け加え、長年の絆の深さを滲ませた。
解散に至るまでの経緯
TOKIOを巡る動きとしては、今月20日にレギュラー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を放送する日本テレビの福田社長が会見を開き、メンバーの国分太一に複数のコンプライアンス上の問題行為があったことを公表。国分は同日から芸能活動を無期限休止することを発表した。その後、25日になってTOKIOは公式サイトで解散を電撃発表。この決定は、松岡とリーダーである城島茂が話し合って下したことが明かされていた。
松岡昌宏は、今回のTOKIO解散という事態に対し、ファンへの深い謝罪とともに、国分太一への複雑な思いと、メンバー間の変わらぬ絆があることを示唆した。今後のそれぞれの活動が注目される。