ロシア、爆撃機製造拠点を拡張 衛星画像分析とフィンランド報道


 ウクライナは今月、ロシア各地の航空基地を無人機で奇襲攻撃し、超音速戦略爆撃機ツポレフ22M3など約40機を損傷させた。ロシアはカザンの工場で、失った航空戦力の穴埋めを図っているとみられる。

 YLEは今年5月末と昨年の工場の衛星画像を比較。敷地内に複数の建物が新たに建設されたことを確認した。長さ約320メートル、約1万9千平方メートルの施設もあり、サッカー場3面に相当するとしている。拡張には約10億ユーロ(約1700億円)が充てられ、核兵器搭載可能な軍用機の製造や、旧型の改修を進めている。

 一方、ロシアはウクライナ侵攻に伴う欧米の経済制裁により、西側の部品が入手困難になっており、航空機の生産自体は減速している。YLEは、工場の拡張により問題が解決するわけではないと指摘した。



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