〈古いソビエト製のテレビで見たため「セーラームーンが金髪だと知らなかった」ウクライナ人コスプレイヤーが語る“日本アニメとの出会い”〉 から続く
【画像】日本のファッションは「セクシーに見えちゃって…」身長180cm超のウクライナ人コスプレイヤー・ネトーチカさんの“美しすぎるグラビア写真”を見る(写真多数)
ウクライナ出身のモデル、コスプレイヤーのネトーチカさん。180センチの圧倒的スタイルを持ち、昨年SNSで起こった「デカ女ブーム」で一躍注目を浴びた彼女は、ウクライナの戦禍を避けて日本へとやってきた。
日本での驚きや困った点、コスプレイヤーとして活動を始めた理由、さらに「デカ女ブーム」の反響について聞いた。(全3回の2回目/ 続きを読む )
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日本到着時には8万円ほどしか残っていなかった
――現在は日本に住んでいますが、ウクライナからどのような経緯で日本へ?
ネトーチカさん(以下、ネトーチカ) ウクライナから離れようと考え、最初は姉がハンガリーのブダペストで働いていたので、ハンガリーに避難しました。ただ、ハンガリー語が話せないと仕事に就くことが難しかったんです。
そんな時、日本の大学に学業を継続したい若いウクライナ人を受け入れるプログラムがあることを知りました。そして大学の教授とのオンライン面談で合格して、日本へ行くことが決まりました。
航空券は大学が提供してくれましたが、日本のビザを取得するためにはポーランドのクラクフに行く必要があり、オデーサから電車で行きました。ミサイル攻撃があると1時間おきに電車が停止したので移動に約1日かかりました。
日本へのビザの発行には約1か月ほどかかり、その間はポーランドのホテルに滞在したので、多額の費用がかかりました。日本に到着した時には8万円ほどしか残っていませんでした。
――日本の大学では何を学んでいたんですか。
ネトーチカ 地震後の都市復興について勉強しました。同級生もウ クライナの時と変わらず、ほぼ同じようなオタクでした(笑)。みんな良い人で頭も良かったです。クラスメートの一人は本当に天才だったんですが、普段あまりに勉強に集中していてニュースを見ていなくて、ウクライナで戦争が起きていること自体を知らなかったくらいです。