【ソウルからヨボセヨ】韓流の脚色力

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「ベイビー・シャーク」のキャラクターたち(ロイター)
「ベイビー・シャーク」のキャラクターたち(ロイター)

 「ベイビー・シャーク」という童謡が全米で大ヒットしているというニュースを目にした。韓国のコンテンツ企業が手掛けたもので、日本語版の「サメのかぞく」をはじめ、16言語に訳され、動画投稿サイトにアップされているが、英語版は再生回数40億回突破という驚異的な記録をはじき出している。

 動画の「ちびザメ、トゥルルットゥル♪」という軽快なリズムとかわいいキャラクターは一度耳や目に入ると、頭から離れない。北米100都市を回る公演も盛況で、子供たちは曲が流れると、一斉に踊り出す。

 米音楽チャートを席巻した韓国グループ「BTS(防弾少年団)」になぞらえ、「幼児界のBTS」といえる存在だ。

 意外にも欧米の古い童謡を脚色し

た歌だという。サメの一家が人を襲うおどろおどろしい元の歌が、サメに追われた小魚たちも無事助かるという明るい内容に書き換えられた。

 韓国では、剣道や茶道といった日本文化の多くに加え、漢字や印刷など中国文明の根幹も韓国起源だという主張が度々持ち上がる。だが、韓国文化の強みが外国文化を取り入れてアレンジする力にあるのは「韓流ブーム」が物語っている。文化的劣等感から来るような「何でも韓国発祥説」を脱ぎ捨てる時期はとうにすぎていると思えるが。(桜井紀雄)

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