【AFP=時事】ロシアとその忠実な同盟国ベラルーシは4日、米国の独立記念日に合わせて送った祝辞の中で、米国との関係改善を求めた。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はメッセージの中で、「両国の共同努力により、両国関係が相互尊重と相互の国益への配慮に基づき、良好な安定性と予測可能性を獲得することを期待する」と述べた。
西側諸国による厳しい制裁の対象となっているベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領も、ドナルド・トランプ米大統領に宛てた祝辞で、米国との関係正常化を求めた。
ルカシェンコ氏は「あなたの最初の大統領在任期間中、ベラルーシと米国は関係正常化への道を歩み始めた」として、「残念ながら、ある時点でベラルーシとアメリカの協力はこの好ましい路線から逸脱してしまった」「この状況は両国と両国民の利益に合致しない」と付け加えた。
ウクライナの隣国で、モスクワの主要同盟国でもあるベラルーシで1994年から権力を握っているルカシェンコ氏は、「今こそ変革の時だ」と訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News