[11日 ロイター] – ルビオ米国務長官は11日、石破茂首相が日本は米国への依存から自立する必要があると述べたことについて、日米関係は強固で良好であると述べ、懸念を退けた。
ルビオ氏は訪問先のマレーシアで記者団に対し、米国が日本に防衛費を大幅増額するよう圧力をかけているという報道にも反論、米国は日本に対し特定の能力に投資するよう「奨励」しているものの、これは「要求」には当たらないとした。「これは金額の問題というよりも、日本が実際に何ができるかという問題だ」と述べた。
石破首相は10日、出演したテレビ番組で、日本は安全保障やエネルギーなどで米国依存から「もっと自立するよう努力しなければいけない」と述べた。この発言についてルビオ氏は「否定的にとらえるべきではない」とし「そこにドラマや分裂を求めている人は、そうすべきではない。日米関係は非常に強固だというのが真実だ」と語った。
また、「日本の軍事力がより高まるという考えは、我々が不快に思うものではなく、むしろ励みになるものだ」とも述べた。