昨年3月末で放送作家、脚本家を引退した鈴木おさむ氏(53)が12日、カンテレ(関西テレビ)「ドっとコネクト」に生出演。伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称問題についてコメントした。
東洋大卒ではなく、除籍だったことが判明し、市議会議長にチラ見せした卒業証書と主張するものが注目を集めているが、鈴木氏は「僕、大学を除籍してるんです、明治学院大学を除籍なんです」と打ち明けた。
「何回か格好つけて『中退』って言っちゃったことあるんですけど」と苦笑いで話すと、スタジオは笑い。「1年も行ってなかったんで、中退にも及ばなかった。除籍で。それでもちゃんと最後、届け出を出しに行きましたし、けっこうめっちゃうるさいですよね、学費払ってないとか」と体験をもとに語った。
これに神戸学院大学現代社会学部の教授である中野雅至氏は「中退は復学できる。除籍は籍自体が抜かれて、復活(復学)するのはありえない。ゼロからのスタートになる」と説明。「僕やったら、(田久保氏の卒業証書は)偽造しかありえへんと思う」と断言していた。
田久保氏は7日の会見で、「卒業証書」が本物であるかの調査など、静岡地検に上申するという意向を示していた。