死亡男児、搬送前日に姿 自宅付近の防犯カメラ

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警視庁=東京都千代田区

警視庁=東京都千代田区

 東京・豊洲の3歳男児が暴行を受けて死亡したとされる事件で、男児が病院に救急搬送される前日の9月27日午後5時ごろ、自宅のタワーマンション付近を歩いている姿が防犯カメラに写っていたことが5日、警視庁捜査1課への取材で分かった。傷害致死の疑いで逮捕されたIHI社員、渡辺雄二容疑者(34)が、その後に室内で男児の腹部に何らかの暴行を加えて死亡させたとみて、同課が調べている。

 捜査1課は5日、渡辺容疑者を送検した。

 捜査関係者によると、死亡したのは、渡辺容疑者と同居していた女性の長男。9月28日午後1時25分ごろ、「風呂で浮いている」と渡辺容疑者が119番通報し、心肺停止状態で搬送され、29日に死亡した。

 死因は、腹部の打撃による内臓損傷での失血死。「胸腺」という免疫に関する臓器が萎縮しており、虐待されるなどストレスを受けた子供にみられる所見という。捜査1課は日常的な虐待の有無を調べる。

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