名古屋・栄の繁華街で知人の男性を襲い、刺殺したとして、殺人や銃刀法違反などの罪に問われた無職の山城清幸被告(49)=名古屋市南区=は5日、名古屋地裁(斎藤千恵裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
起訴状によると、山城被告は5月25日夜、同市中区栄の路上で、同市天白区の榊原淳次さん=当時(46)=の頭部を工具で複数回殴った上、包丁で胸などを複数回突き刺し、殺害したなどとしている。死因は出血性ショックだった。
捜査関係者によると、山城被告は「恨みがあった。凶器は事前に購入し、待ち伏せして襲った」と供述していた。