ベテラン俳優の風間杜夫(76)が7月16日、フジテレビの人気番組「ぽかぽか」に出演し、かつて舞台で共演した人気女優、宮沢りえ(52)との間にあった驚きのエピソードを披露しました。その知られざる舞台裏の出来事は、スタジオの共演者や視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。
テレビ番組「ぽかぽか」に出演し、トークを繰り広げる俳優・風間杜夫
舞台「今ひとたびの修羅」での衝突
この出来事は、宮沢りえ、堤真一、小池栄子、小出恵介らが共演した2013年上演の舞台「今ひとたびの修羅」でのことだとされています。風間は稽古開始からわずか3日か4日目の飲み会で、宮沢りえの演技に対して率直な「ダメ出し」をしたと振り返ります。
特に宮沢が長ゼリフを話す様子について、「なんかギリシャ悲劇やってるみたいに、気持ち良くうたってんじゃねえよ!!」と、本人を前に厳しく指摘したというのです。これに対し、宮沢は突然ポロポロと涙を流し、持っていたポシェットや財布をテーブルに叩きつけ、そのまま帰ってしまったと風間は明かしました。この衝撃的な告白に、スタジオからは一斉に驚きの声が上がりました。
意外な和解と「バチが当たった」メモ
翌日、前夜の飲みすぎが原因か、風間は稽古場で声が出なくなってしまいました。そんな彼の異変に気づいた宮沢りえは、そっとテーブルにアメとメモを置いてくれたといいます。メモには「ざまーみろ!バチが当たった」と書かれていたそうで、風間は「かわいいでしょ~♥」とメロメロな様子で語りました。このエピソードは、二人の間に漂う厳しさの中にも、どこかユーモラスで温かい関係性を物語っています。
現在の良好な関係性
この一件以降の宮沢りえとの関係について聞かれると、風間は笑顔で「5、6年前に共演した時は、ご自身が使ってるマッサージ器をプレゼントしてくれて。(僕)けっこう好かれてる♥」と語り、スタジオを笑わせました。厳しい指導の背景には、相手役への期待と愛情があったことが伺え、この舞台での経験が二人の絆を深めたのかもしれません。
風間杜夫と宮沢りえの間にあった、一見すると衝突に見えるものの、実際は愛情とユーモアに満ちた舞台裏の交流。このエピソードは、長年のキャリアを持つ俳優たちの人間味あふれる関係性を示しており、視聴者に温かい感動と笑いを届けました。