アメリカ空軍がアフガニスタンとパキスタンの国境の上空で撮影したとされる未確認異常現象(UAP)の映像が、ジャーナリストのジェレミー・コーベル氏とジョージ・ナップ氏により公開された。映像は2020年11月23日に撮影されたもので、映っている物体は“円盤型のUAP”としてアメリカ国防総省に公式に記録されている。
コーベル氏によれば、このUAPは知的制御を示唆する急激な方向転換を行いながら移動するが、熱の痕跡が一切確認できなかったという。MSNによると、球体のようにも見える物体の直径はおよそ200〜400メートルと推定されており、その規模と挙動は従来の航空技術では説明がつかないとされている。
また、コーベル氏が「この映像に関して本当に興味深いのは、何が見えて、何が見えないかという点だ。最初はただ象徴的な形状だけが見える。映画『NOPE/ノープ』のようだったと言わねばならない」と振り返る様子がCNNによって報じられている。
映像の視認性を高めるため、AIを使って高画質化しており、「近くに何らかの光源があったため、グレア(まぶしさ)が生じていた。我々はAIを使ってそれを補正した」という。
コーベル氏の過去の調査はアメリカ議会のUAP関連公聴会でも取り上げられた実績があり、今回の映像もまたその延長線上にある重要な資料だとされている。
動画はYouTubeで公開されており、詳細なレポートは彼らの公式ポッドキャスト「WeaponizedPodcast.com」で見ることもできる。