東大阪で逃走の男逮捕 犯人蔵匿教唆などの疑い、大阪地検


 大阪府東大阪市で護送中に逃走した同府岸和田市、職業不詳、大植(おおうえ)良太郎被告(42)=大麻取締法違反罪などで公判中=について、大阪地検は6日、自身をかくまうよう依頼したとする犯人蔵匿教唆などの疑いで逮捕した。地検は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、11月9日午後1時半ごろ~10日午前11時45分ごろ、知人の荻野侯昇(こうしょう)被告(37)=犯人蔵匿罪などで起訴=に依頼し、大阪市住吉区の民家にかくまわせたなどとしている。

 地検に収容された大植容疑者は9日午前4時ごろ、3人の検察事務官に護送されていた車内で「手錠がきつい」と申告。事務官が左手の手錠を外した隙に暴れ、停車した車から逃げた。もみ合いになった事務官2人が軽傷を負った。容疑者は2日後の11日午後2時半ごろ、大阪市内の淀川に架かる十三(じゅうそう)大橋の上で身柄を確保された。

 相次いだ逃走事件を受け、地検は収容業務などを検討するプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、再発防止策などを検討している。



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