ガザ物資配給へ「人道回廊」 イスラエル、空中投下も再開


 ガザで拘束される人質の奪還を目指すイスラエルは、イスラム組織ハマスに圧力をかけるため物資搬入を制限。ガザでは、餓死者が出るほど人道危機が深刻化し、国際社会から非難が高まっている。

 イスラエルメディアは、人道停戦はガザ北部を含む数カ所で始まると伝えた。軍の発表によると、投下する物資には小麦粉や缶詰などが含まれるという。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長はX(旧ツイッター)で、空中投下は効率が悪く、飢餓状態を改善できないと指摘した。

 米国とイスラエルが主導する「ガザ人道財団」は5月に配給を開始したが、食料を求めて殺到した住民らにイスラエル軍が発砲し、多数の死傷者が出ている。



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