「飢餓と死」、世界は傍観 6万人死亡、ガザ住民怒りと絶望


 「息子の墓参りに行き泣いた」。北部ガザ市の損壊住宅で暮らすアハメドさん(40)が電話取材に語った。生後10カ月の息子ゼインちゃんは数カ月にわたり粉ミルクが手に入らず、今月、栄養失調で亡くなった。

 アハメドさんは、責任はイスラエルにあると考えつつ「日本を含む世界も、子どもが飢えで死んでいくのを見ている。共犯者だ」と憤った。

 ガザ保健当局によると、飢餓や栄養失調の死者は150人を超え、多くは子どもだ。生後9カ月の娘タラちゃんを栄養失調で亡くしたイスラムさん(36)は、自分を責める毎日を送る。「私の人生には何の意味もない」。死にたいと嘆いた。



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