遺族と帰国した中村哲さん、空路福岡へ

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 成田空港に到着した、アフガニスタン東部で殺害された医師中村哲さんの遺体が納められたひつぎ=8日午後5時43分

 成田空港に到着した、アフガニスタン東部で殺害された医師中村哲さんの遺体が納められたひつぎ=8日午後5時43分
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 アフガニスタン東部で殺害された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さん(73)の遺体が8日夕方、遺族と共に航空機で成田空港に到着、帰国した。9日朝に羽田空港から福岡空港に向かった。同会によると、11日に福岡市内で告別式が執り行われる予定。

 福岡県警が刑法の国外犯規定に基づき、殺人容疑で捜査。遺体を司法解剖し死因分析を進める。

 中村さんのひつぎは8日、白い布で覆われ、航空会社の関係者が機内で花束を添えた後、ゆっくりと駐機場へ降ろされた。ターミナルビル前では中村さんの妻、尚子さん(66)や長女、秋子さん(39)、鈴木馨祐外務副大臣らがひつぎに花束を手向け、黙とうをささげた。

 中村さんは4日、ナンガルハル州ジャララバードを車で移動中、武装した男らに銃撃された。他にボディーガードや運転手ら5人も死亡した。

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