三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)のボーカリスト今市隆二(38)が、タクシー運転手への脅迫と暴行の疑いで書類送検されたことが7月31日に判明しました。このニュースは、ファンのみならず社会全体に大きな衝撃を与えています。本記事では、この騒動の詳細、関係各所の声明、そして騒動が引き起こした木村拓哉とのコラボ動画に関するファンの懸念について深く掘り下げます。
今市隆二、タクシー内での“乱暴な言動”で書類送検
朝日新聞の報道によると、今市氏が騒動を起こしたのは今年4月5日午前5時頃。飲食店からの帰宅途中、酒に酔った状態で知人男性と共にタクシーに乗車しました。走行中の車内で、男性運転手に対し「殺すぞ」などと脅し、腕を引っ張ったり、運転席と後部座席の間にあるアクリル板を殴ったりしたと報じられています。
この事態を受け、今市氏が所属するLDHは同日、公式サイトを通じて声明を発表。「本年4月上旬、本人が酒に酔った状態でタクシーに乗車した際、同乗していた友人との間で口論となり、その結果、車内外において乱暴な言動をとるという、誠に不適切かつ社会的に看過できない行動があった」と詳細を説明しました。また、「タクシー乗務員様をはじめ、当日ご迷惑をおかけしたすべての関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明しています。
LDHの声明では、4月中に今市氏本人からタクシー会社に対し謝罪と示談の申し入れが行われ、すでに示談が成立していることも報告されました。さらに、今市氏が起こした騒動を「社会的信頼を大きく損なう重大な問題」と断じ、本人に対して報酬返上と自宅謹慎を含む厳正な処分を下したと明らかにしました。
被害者代理人による“異例の声明”が波紋
しかし同日、被害者であるタクシー運転手の代理人を務めるレイ法律事務所が、LDHの声明とは異なる内容の「異例の声明」を発表し、波紋を呼んでいます。
スポーツ紙記者によると、レイ法律事務所の声明文は、今市氏と運転手には面識がなかったと明記しています。加えて、運転手が経路を誤ったり、今市氏と口論になったりするなどのトラブルは一切なく、脅迫や暴行は今市氏による一方的な行為だったと主張。車載カメラ映像を確認した結果、運転手について「乗務員としての接客態度に問題がなかったことを確認しております」とも補足しています。
最も注目すべき点は、今市氏と運転手の間では、現時点において示談は成立していないと報告されたことです。また、金銭目的で被害届を提出した事実もないと強調し、運転手の代理人は被害者への誹謗中傷や憶測の流布、被害者情報の特定等を控えるよう強く呼びかけています。LDHとレイ法律事務所の声明内容の食い違いは、今後の進展に大きな影響を与える可能性があります。
木村拓哉YouTubeコラボ動画へのファンの“非公開”懸念
三代目JSBのカリスマボーカリストが起こしたトラブルに衝撃が広がる中、ファンの間で特に懸念されているのが、今市氏が騒動を起こす直前に撮影していた木村拓哉(52)とのYouTubeコラボ動画の行方です。
木村氏のYouTubeチャンネルでは、今年3月8日に「木村拓哉&今市隆二 同じ格好で同じラーメンを食す」と題する動画が公開されました。続く3月15日には、「デニム兄弟爆誕!木村拓哉&今市隆二『超お宝デニム』の金額に驚愕」と題する“続編”も公開されています。
木村拓哉と今市隆二、人気ラーメン店「蒙古タンメン中本」でのコラボ動画の様子
1本目の“ラーメン動画”では、二人が東京・目黒にある人気ラーメンチェーン店「蒙古タンメン中本」を訪問し、お揃いのデニムファッションで人気メニューを堪能する様子が映し出されました。スタッフから最初の出会いを尋ねられた際、木村氏は「共通の知り合いがいて。その共通の知り合いがちょっとハメを外しはじめ、“ハメ外すんじゃねぇぞ”って入ったのが僕でした」「だから、(今市に)“あ、こんにちは”ってちゃんと目を見て挨拶したときは、共通の知り合いを俺はヘッドロックしてます」と劇的なエピソードを披露。これに対し今市氏は、「もうキュンってなりましたね」「(ヘッドロックをしていた)あの木村さんカッコ良かったですね」と嬉しそうに回想していました。
2本目の“デニム動画”では、原宿のヴィンテージショップでファッション談義に花を咲かせた二人。終始楽しそうに会話を交わし、木村氏は今市氏を「隆二」と親しげに呼んでいました。木村氏とお揃いのデニムファッションで撮影に臨んだ今市氏も、「今日一緒にこうやって同じものを着させてもらって、オフィシャル的なブラザーみたいな」と木村氏への親近感を語っていました。
しかし、今市氏の失態が報じられたことで、これらのコラボ動画が非公開にされてしまうことを危惧するファンが少なくありません。上記動画のコメント欄には、「この動画好きだったけど消されちゃうのかな」「国分太一のときみたいに消える前に来ました」「動画非公開になるのかな……本当に負の連鎖、残念です」「国分も今市も木村兄さんの顔に泥を塗るようなことするなよ」といった声が多数書き込まれています。
こうした声が上がる背景には、過去の事例があります。ある芸能関係者は、「元TOKIOの国分太一さん(50)が無期限の活動休止を発表した際も、同様の現象が起きました。国分さんは今年6月に配信された木村さんのYouTube動画に登場しましたが、国分さんが活動休止を発表した6月20日中に動画が2本とも非公開になってしまったのです」と説明しています。7月31日22時現在、今市氏とのコラボ動画は視聴可能ですが、国分氏の例を考えると、非公開にされてしまう可能性も十分に考えられます。
結論
今市隆二氏のタクシー運転手への暴行・脅迫事件は、その詳細とLDH、そして被害者代理人による異なる声明が注目を集めています。特に、示談の有無に関する双方の主張の食い違いは、今後の展開において重要な焦点となるでしょう。また、この騒動は今市氏のキャリアだけでなく、木村拓哉氏とのコラボ動画の公開状況にも影響を及ぼす可能性があり、ファンは複雑な心境で見守っています。公衆の面前での行為が、いかに個人の評価と活動に大きな影響を与えるかを示す事例として、今回の事件の動向が注視されます。
参考文献
- 朝日新聞デジタル
- LDH JAPAN 公式サイト
- レイ法律事務所 公式サイト声明文
- Yahoo!ニュース (記事掲載元)
- 木村拓哉 公式YouTubeチャンネル
- 週刊女性PRIME (小林プロダクション)