石破氏「コアな支持者は怒っている」安倍政権を間接的に批判


 自民党の石破茂元幹事長は9日、石破派(水月会)の会合で、安倍晋三首相の政権運営に対する地元・鳥取の支持者の批判の声を紹介して「自民党のコアな支持者が怒っている。第1次安倍政権や麻生太郎政権の時と(世論の)感じがやや似ている」と語った。

 その後、記者団に「あの頃(=第1次安倍政権や麻生政権)も閣僚がひと月ごとに辞めていくなど政策の中身以前の問題で、政権の光景がひどい感じだった」と振り返った。その上で「党内で『自民党、これではダメじゃないか』という人が出てほしいというのが世の中の声だ」と強調したが、自身の具体的な関与の仕方には言及しなかった。

 また、立憲民主党の枝野幸男代表が国民民主党や社民党、野田佳彦元首相ら無所属議員に合流を呼びかけていることに関しては「このまま『何なに党』にいたら勝てないから合流しようとか、選挙目当ての動きならば有権者の支持は得られない」と牽制(けんせい)した。「民主党が政権を取ったときの主要メンバーが大勢いるので、あの時と同じような期待感はない」とも語った。



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