プーチン氏「ウクライナとの和平条件は不変」 改めて強硬姿勢を明示


【一目で分かる】トランプ氏とゼレンスキー氏の言い合いの内容

 露北西部カレリア共和国で、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談後、報道陣との質疑応答で語った。

 プーチン氏は昨年6月の演説で、ウクライナの「中立化」「非同盟化」などを求めた。これらについて「条件は以前のままだ。条件というより目標だ」と述べ、「重要なことは、この危機を引き起こした原因を根絶することだ」と強調した。

 侵攻の継続によって、ウクライナを事実上のロシアの属国にするのが狙いとみられる。

 トランプ氏が最近、停戦に応じないプーチン氏について「とても失望している」と語ったことへの反応とみられる発言もあった。

 プーチン氏は、一般論として「全ての失望は過剰な期待から生じる」と述べ、「平和的な方法で問題を解決するには、詳細な議論を交わし、公ではない交渉のプロセスの中で進める必要がある」と述べた。

 プーチン氏はまた、核搭載可能な最新式の中距離弾道ミサイル「オレシニク」の量産を開始し、軍へ既に配備したと明らかにした。同盟国のベラルーシへの配備も表明し、年内に準備作業が完了する見通しとした。

 露軍は昨年11月、ウクライナ中部ドニプロの防衛産業施設に対し、初めてオレシニクを試験的に使用した。当時、プーチン氏は「目標を達成した」と主張し、量産体制を確立する考えを示していた。【モスクワ山衛守剛】



Source link