トランプ氏の「自慢の種」脅かす東倉里カード…正恩氏は決裂避けつつ圧力

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7日に撮影された「西海衛星発射場」にあるエンジン実験施設(上)と8日に撮影された円で囲まれた部分に噴射で土が吹き飛ばされたような跡がある同施設の衛星写真(プラネット・ラブズ/ミドルベリー国際大学院モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センター提供、共同)
7日に撮影された「西海衛星発射場」にあるエンジン実験施設(上)と8日に撮影された円で囲まれた部分に噴射で土が吹き飛ばされたような跡がある同施設の衛星写真(プラネット・ラブズ/ミドルベリー国際大学院モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センター提供、共同)
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 【ソウル=桜井紀雄、ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮は、北西部、東倉里(トンチャンリ)の「西海(ソヘ)衛星発射場」で7日午後に「極めて重大な試験」を行い、成功したと発表した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)にも用いられるエンジンの燃焼実験だった可能性がある。トランプ米大統領が米朝対話の功績として誇るICBM発射凍結をやめる動きをちらつかせ、年末までの譲歩を引き出す狙いとみられる。

 北朝鮮国営メディアは8日、国防科学院が「成功裏の結果」を朝鮮労働党中央委員会に報告したとし、「遠からず、(北朝鮮の)戦略的地位をいま一度変化させる上で重要な作用を果たすだろう」と強調した。

 米国の核・ミサイル専門家のジェフリー・ルイス氏は8日、衛星写真から東倉里のエンジン実験施設周辺で燃焼実験の噴射で土が吹き飛ばされたような跡があったとツイッターで明らかにした。韓国の専門家らは、ICBM用固体燃料エンジンの実験のほか、「衛星運搬ロケット」用液体燃料エンジンの実験などの可能性があるとみている。

 金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が年末を交渉期限として米側に譲歩を迫る中、米国の態度に変化がなければ、「人工衛星打ち上げ」と称して事実上の長距離弾道ミサイル発射に踏み出す恐れがあるとの見方も出ている。ICBM発射まで強行すれば、即決裂を意味するからだ。

 ただ、「平和利用の衛星だ」と称しても弾道ミサイル技術を使った発射を禁じた国連安全保障理事会決議に違反する。トランプ氏は昨年6月の米朝首脳会談後、金氏がエンジン実験場の破壊を約束したと明言しており、今回、実験を再開しただけで、米大統領の顔に泥を塗ったことになる。

 ■非核化外し

 北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は7日の声明で「われわれはもはや米国と長話をする必要はなく、非核化は既に交渉のテーブルから外れている」と主張。米国が求める「持続可能で実質的な対話」は「国内政治に都合よく利用する時間稼ぎの戦術にすぎない」と批判した。

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