タレント、実業家として多岐にわたる活動を展開する杉原杏璃氏。彼女はまた、個人投資家としての顔も持ち、その卓越した資産運用能力で注目を集めています。2005年に株式投資を始め、わずか約5年で資産1000万円という節目を達成。さらにその4〜5年後には「億り人」、すなわち資産1億円超えという偉業を成し遂げました。彼女が投資で成功を収め、その結果として衝動買いが減り、お金に対する考え方が深まったと語る背景には、どのような具体的かつ実践的な投資スタイルがあるのでしょうか。本記事では、杉原氏の投資哲学から、日々の情報収集術、そして資産配分の戦略まで、その秘密に迫ります。
投資哲学:リスクとリターンのバランスを追求
杉原氏は、株式投資を通じてリスクとリターンの本質的な考え方が身についたことで、以前にも増して「お金」について深く考察するようになったと述べています。その結果、不動産や自宅のような大きな買い物以外では、不要なものの衝動買いがめっきり減ったとのこと。資産が大幅に増え「億り人」となっても、生活面で大きな変化はないと語る彼女の言葉からは、堅実で地に足の着いた投資哲学がうかがえます。
成功を支える徹底した情報収集と実践的分析法
杉原氏の投資における成功の鍵は、その地道で徹底した情報収集術にあります。彼女は毎日、朝の8時から9時半頃までと、夜の10時から11時頃までの合計約2時間半を投資関連の情報収集に充てています。午前中には、保有する銘柄の寄り付き状況、前日のニューヨークダウやドル円のレートなどを細かくチェックし、ニュースサイトをくまなく確認することで市場全体の動向を把握します。
杉原杏璃氏が著名投資家・桐谷広人氏と情報交換する姿
彼女が情報源として特に重視するのは、『株探』と『会社四季報オンライン』です。これらに加え、開設している証券会社のニュースやアナリストのコラムも欠かさず参考にしています。個別銘柄を詳細に調査する際には、これらのサイトで企業情報を検索し、アナリスト評価やレーティングを確認。さらに、ニュースや決算情報で「面白そう」と感じた銘柄があれば、まずその企業業績を深く掘り下げます。具体的には、決算短信における売上高、経常利益、1株あたり利益(EPS)の前年度比四半期ごとの推移を重点的に分析します。業績を精査した上でさらに気になる銘柄については、チャートを用いたテクニカル分析へと進みます。これらの綿密な作業は、一見すると誰でもやっていることのように思えるかもしれませんが、仕事や家事をこなしながら、これを長年にわたって継続するその非凡な努力こそが、杉原氏を成功へと導いた最大の要因と言えるでしょう。
注目すべき暗号資産投資:ビットコインへの積極的な姿勢
杉原氏は、株式や不動産といった伝統的な投資に加え、実は暗号資産にも積極的に資金を投じています。彼女の暗号資産への投資資金は、不動産投資の2倍以上にも上り、その大部分がビットコインに集中していると明かしました。この戦略は、杉原氏が考える「リスクを取る銘柄」と「手堅い銘柄」の両方を自身のポートフォリオに組み込む必要性に基づいています。資産を増やすためには、自身の許容できるリスクの範囲内で、市場が暴落した際にも追加投資ができるような余力を確保しつつ、徹底したリスク管理を行うことが極めて重要だと強調しています。
杉原杏璃氏が具体的にどのような銘柄に投資し、その選択にどのような理由があるのかといった詳細情報は、有料版【FRIDAYサブスク】で紹介されています。
まとめ
杉原杏璃氏の投資における成功は、単に運任せではなく、日々の弛まぬ努力と、明確な投資哲学、そして実践的な戦略の賜物です。徹底した情報収集、論理的な企業分析、そしてリスクとリターンを慎重に考慮したポートフォリオ構築こそが、彼女を「億り人」へと導いた決定的な要因と言えるでしょう。彼女の投資スタイルと、資産形成への真摯な向き合い方は、私たち個人投資家が自身の資産運用を考える上で、非常に多くの貴重な示唆を与えてくれます。
出典:FRIDAYデジタル (https://friday.kodansha.co.jp/article/434197)