私生活を巡る論争により活動を中断している韓国の俳優キム・スヒョン氏が、7月24日にデビュー18周年を迎えました。論争の余波が続く中でも、国内外の熱心なファンからは変わらぬ支持と温かい祝福のメッセージが多数寄せられています。この記念すべき節目に、ファンの愛情と、彼を取り巻く状況の最新情報をお届けします。
活動中断中もファンからの支持を集める韓国の俳優キム・スヒョン氏
世界各地から寄せられるファンの熱い支持
キム・スヒョン氏のデビュー18周年を記念し、ファンたちはSNS上で「#キム・スヒョン氏デビュー18年おめでとう」のハッシュタグキャンペーンを積極的に展開しました。また、韓国国内ではトラック広告や単館上映イベントが企画され、花かごやキャラクターを模したクレイ人形、大型ケーキなど、多岐にわたる心のこもったプレゼントも贈られています。
特に注目を集めたのは、ブラジル、メキシコ、ポルトガルといった国々の海外ファンによるサプライズ企画でした。米ニューヨークの象徴的な場所であるタイムズスクエアに設置された巨大スクリーンには、キム・スヒョン氏の18年間にわたる輝かしい俳優人生をまとめた祝賀映像が放映され、その国際的な人気を改めて証明しました。
輝かしいキャリアと突如勃発した論争の背景
キム・スヒョン氏は2007年に俳優としてデビューして以来、その卓越した演技力で数々の話題作に出演し、スターダムを駆け上がってきました。主な出演作にはドラマ『サイコだけど大丈夫』や最近のヒット作『涙の女王』などがあり、映画においても『10人の泥棒たち』や『シークレット・ミッション』で興行的な成功を収めるなど、確固たる地位を築いています。
しかし、次回作としてディズニープラスのドラマ『ノックオフ』の公開を控える中、2025年2月に状況は一変しました。故キム・セロン氏（同年2月死亡）の遺族が、キム・スヒョン氏との「未成年時の交際」や「7億ウォン（約7千万円）の返済圧力」などを主張し、彼の私生活を巡る大きな論争が勃発したのです。
これに対し、キム・スヒョン氏は3月の記者会見で、「故人と交際していたのは事実だが、未成年時に付き合っていたことはなく、金銭的な圧力も一切かけていない」と疑惑を全面否定しました。さらに、交際が始まったのはキム・セロン氏が成人を迎えた2020年以降であると明確に説明しました。
法的措置と活動への深刻な影響
この疑惑の提起を受け、キム・スヒョン氏側は、疑惑を主張した遺族およびYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を名誉毀損などの罪で告訴するに至りました。同時に、110億ウォン（約11億円）規模の損害賠償訴訟も提起し、法廷での争いに発展しています。
一連の私生活騒動は、キム・スヒョン氏のキャリアに深刻な影響を及ぼしています。次期出演ドラマ『ノックオフ』の公開は無期限延期となり、彼を起用していた広告業界からも契約解除が相次ぎました。キム・スヒョン氏が広告モデルを務めていた16社のブランドのうち数社は、合計で200億ウォン（約20億円）規模の損害賠償を請求していると報じられており、その経済的影響も甚大です。
まとめ
俳優キム・スヒョン氏は、私生活を巡る論争の中でデビュー18周年という大きな節目を迎えました。世界中のファンからの変わらぬ温かい支持が寄せられる一方で、法廷での争いや活動中断、そして多額の損害賠償請求といった厳しい現実に直面しています。今後の法廷での行方と、彼の芸能活動の再開が待たれます。
参考文献:
KOREA WAVE/AFPBB News (2024年8月4日). 私生活を巡る論争で活動を中断しているキム・スヒョン氏、デビュー18周年を迎える. Yahoo!ニュース.
https://news.yahoo.co.jp/articles/8de3ef53b42d7591656bfccb4487155223b449a1
